映画『7セカンズ』‐たまにはありえないウェズリー・スナイプスを観たい‐

ウェズリー・スナイプスの映画って観る前からだいたい内容の予想がつく。

演じているのは凄腕の刑事だとか凄腕のCIAだとかで、悪い奴をぶっ飛ばしてラストは美女とよろしくやって良かった良かったでジ・エンド、みたいな感じ。

悪党を演じることもなくはない。凄腕の元スナイパーだとか、凄腕の泥棒だとか、だいたいそういうキャラ。ただ、根っからのワルというわけではなく基本いい奴。で、まあ、いろいろあって殺しとか麻薬の密売とかやらかしているもっと悪い奴らが出てきて、もちろんそいつらぶっ飛ばして、最終的にはやっぱり美女とよろしくやって良かった良かったでジ・エンド。

だいたいこの2パターン。

んで、こないだ観たのが『7セカンズ』ってやつ。

これは後者のパターンだった。

 

 

もちろん、ものすごく面白い映画ってわけではないし、意外性なんてもんはまるっきりない。

でも、いいんだよこれで。

ウェズリー・スナイプスに超絶おもしろい映画とか意外性とか求めてどうするんのって話。

ウェズリー・スナイプス=「お約束感満載のB級アクション映画の人」なんだから。

吉野家の牛丼といっしょ。とくべつ美味いってわけじゃないけど、たまに食うとそれなりに美味いし腹も膨れてまあ満足、みたいな。

だから、アマゾンとかでこの映画に低評価つけてる連中は失格。漏れなく失格。

わかってないよ。まじで。ウェズリー映画のただしい鑑賞態度ってもんを。

たとえばの話、ウェズリー・スナイプスが「じっちゃんの名にかけて!」つって難事件の解決に挑む少年を演じているサスペンス系の映画だとか、ふだんは新聞社で居眠りこいてるばかりのぐーたら社員のウェズリー・スナイプスが食い物の話になると突然目を輝かせて「明日、もう一度来て下さい。本当のまぐろ丼を食べさせますよ」つって食通の偉い連中にうめえもんを振舞うグルメ系の映画だとか、そんなもん観たいか?

ありえないよ。

サラリーマンのウェズリーが同僚のOLと付き合ってたまに喧嘩とかして「チョマテヨ!」って揉めたりする恋愛映画なんて誰も観たくねえだろ?

な?

やばい。

超観たい。

やってくれないかなあ。

なんだったらサメと対決する映画なんかもいいかもしれない。ちょっと前にジェイソン・ステイサムもやってたし。『ウェズリー・スナイプスVSエイリアン』とかでもいいよ。