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【第12回】iPodをシャッフルして出てきた5曲を語ってみる

さて、「iPodをシャッフルして出てきた5曲を語ってみる」第12回目であるが、今回はいつものぐだぐだと長ったらしい前置きをはぶいて書いてみようと思う。

とにかくシンプルに書きたい。

いまはそんな気分だからだ。

人間関係もできればシンプルにやって行きたいものだと思う。思うが、まあ、いろいろと難しい。難しいが、とにかく前を向いてやっていくしかない。

 

東京事変「スイートスポット」

東京事変椎名林檎のアルバムには、大抵、全編英語詞の楽曲が2・3曲収録されているが、ネットでの評判を見るにどうもあんまり評判がよろしくない。といっても、それは楽曲自体の出来についてではなく、ある程度の英会話を身につけている人たちから言わせると、椎名林檎の英語の発音がめちゃくちゃである、ということらしい。たとえるならゾマホンとか、ああいうそこまで日本語が達者じゃない人が日本語の曲を歌っていてどうにも違和感を覚える、みたいな、そんなような感じなのだろうか。あるいは、リヴァース・クオモの『メリクリ』なみの「オモシロ」レベルな発音なのだろうか。

いずれにしても、俺は英語のただしい発音など一切わからないので、この曲も「シティポップふうのとても心地よい曲だなあ」と純粋に思える。英語がまるで出来なくてなんだか得した気分である。

スイートスポット

スイートスポット

 

Noel Gallagher's High Flying Birds「Ballad Of The Mighty I」(LIVE)

昨年、パリで行われた公演のブートレグ音源。これまでにクラブ・ミュージック的な意匠を施した曲をいくつか発表してきたノエルだが、その中でも現時点ではこの曲が最高傑作だろう。エレキギターとピアノを軸としたじつにクールかつスタイリッシュなサウンドであって、けっしてテンポの速い曲ではないが、まるで闇夜を疾走するような軽快さに溢れている。セカンド・ソロ・アルバムの中でも屈指の名曲である。(※当然iTunesに音源があるはずもなく、YouTubeで探したところ、オーディエンスが撮影した同ライブ動画があったので、それを貼り付けました)。


小島麻由美「Twist No.1」

頭からケツまで「パッパッパ~ラパラパパ~」としか歌ってない曲である。アホな人が歌うアホな歌、ではない。ようするに、「全編スキャットで歌われている曲」である。一聴して「カンタンに歌えそうな曲だな。なんてったって歌詞が“パッパッパ~ラパラパパ”だしな」なんて思う輩がいるかもしれないが、そんなやつは一度歌ってみるといい。それこそ、「アホな人が歌うアホな歌」にしか聴こえないはずだ。たしかな表現力を持っている小島麻由美のようなプロの歌手が歌うからこそ、「パッパッパ~ラパラパパ~」という、ひどく単純な歌詞の曲でもまともに聴くことができるのである。「パッパッパ~ラパラパパ~」をナメてはいけない。

Twist No.1(scat)

Twist No.1(scat)

 

Travis「Selfish Jean」

いいねえ。じつにポップなロック・ソングであって、爽快で前向きな気分になれる。トラヴィスの曲は、どの曲も「いい人オーラ」が溢れんぐらいに出ていて、たいへん気持ちいい。本当によい。


ZAZEN BOYSFender Telecaster」

バンドのファースト・アルバムのオープニングを飾る曲で、はじめて耳にしたときは「えっ! べつのCDをかけちゃったか…?」と、マジでびびった。なんといってもプリンスふうのソウルチックな向井秀徳の歌声にまず仰天し、さらにはナンバーガールのようなギター・ポップとはあきらかに異なるサウンドに仰天した。とくに歌詞面でヒップホップからの影響が色濃く、全体的に不穏な空気が感じられるのと同時にゾクゾクするようなスリルに満ちている。キレキレなアヒト・イナザワのドラムも最高。

 

以上です。また気が向いたら続きを書きます。