俺のバイクがめちゃくちゃにされた

びっくりした。

数日前、いつものように出勤するためアパートの外に出たら俺のバイクがどえらいことになっていた。

びしょびしょじゃないか。

前の日に雨が降っていたわけではないし、今だって降ってない。なのに、なぜかびしょびしょなのである。

近くに行ってみるとなんかヘンな匂いがする。くさい。おそるおそるズブ濡れになっているバイクを触ってみる。なんかしらんがツルツルしている。どうも食用のサラダ油をぶっかけられたっぽい。

左右のミラーもネジの部分がゆるめられていてブラブラな状態だ。おまけにナンバープレートも無残にも折り曲げられている。

 

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「どこのどいつだ、こんなことやりやがったのは! 野郎! ブッ殺してやる!!!!!!!!!」

まあ、殺しませんけど。

にしても、犯人を見つけたら罰として校庭10周くらいさせないと気が済まない。普段は渡辺陽一ばりに温和な俺だがさすがにマジでムカついた。

まあ、いつまでも怒っていても仕方がないので、とりあえず職場に電話して状況を説明。職場に行くのは後回しにして、ともかく警察に報告することにした。

110番して呼ぶべきか。はたまた、こちらから行くべきか。

どちらが正解なのかわからなかったが、とりあえず最寄りの交番に行くことにした。

サラダ油まみれのバイクで。

足がこれしかないのだから仕方がない。

証拠としていじっちゃいかんだろうということで、ミラーはブラブラ、ナンバープレートも折れ曲がったままの状態で走った。

一見してふざけているようにしか見えないバイクに乗ってる俺を見て、周囲のドライバーたちはなにを思ったのだろうか。

「あっ! なんかヤベー奴がいる!!」

まあ、どう思われようとかまわん。

とにかく警察に行くのが先決だ。

数分後、交番に到着。中に駆け込むと女の警察官が対応してくれて、「とりあえず詳しい話はこちらのほうで」と取調室みたいな部屋に招き入れられた。

事情を説明すると女警官は俺の話を訊きつつ、ことの詳細を調書に書き込んでいる。 10分程度で終了。その後、交番の隣に停めてあるバイクを確認してもらった。

「ははあ。なるほど。わかりました。現場はお住まいのアパートですよね? 確認しに行きますので」

「わかりました。じゃあ、先に行って待ってます」

サラダ油まみれのバイクを再び走らせ自宅アパートにUターン。数分後、女警官も到着した。

「ココです、この濡れているところです」

「あーたしかに濡れてますね。このアパートは防犯カメラは……なさそうですね…。一応、確認してみます」

「はい」

「今回は被害届は出せないんですよ。もし次、おなじようなことをされたら被害届を出すことになります」

よくわからんが、とにかくそういうことらしい。

「とりあえず怪しい人がいないか、夜とかにパトロールしますので」

「はあ。そうですか。わかりました。お願いします」

以上であった。

もちろんこのような被害に遭うのも、こんなように警察のお世話になるのもはじめての経験なので、なにしろ勝手がわからなかったのだが、まあ、捕まらないだろう。とにかくまたおなじようなことをされないことを祈るしかない。

上に書いたとおり、俺は犯罪的な被害に遭ったことはこれまで一度もなかったし、逆に自分が犯罪行為を行い警察のお世話になったなんてこともただの一度もない(まあ、軽微な交通違反で捕まったことは何度かあるが)。

ただ、ちょっと特殊な感じで犯罪を身近に感じたことが何度かあるのを思い出した。

以下に記す。

ケース1.迷惑行為で逮捕されたおっさん

数年前、隣近所の住人に対して、その人の家に大量の出前の注文を届けさせたり、外で会ったら唾を吐きかけるなどの威嚇行為を行ったとしておっさんが逮捕……そんなニュースがテレビで流れていた。驚いたのは、そのおっさんが(当時)俺と同じ町に住んでいる人間であり、しかも苗字もまるっきり同じ、名前も一文字違うだけだったことだ。すごい偶然だと思った。ちなみにその逮捕されたおっさんは、シャバに出てしばらくした後、自殺したらしい。

ケース2.違法医療行為で逮捕されたクリニックの医院長

もうだいぶ昔の話だが、かつて俺は欝を患ったことがある。それでいくつかのメンタルクリニックを訪れたのだが、どうもしっくりくる所が見つからなかった。いろいろと調べたすえ、ちょっと遠いがなんとなくよさげに感じたクリニックを訪れてみることにした。後日。当該のクリニックの玄関前まで行って中の様子を眺めてみたところ、なんだかどうも雰囲気が悪く感じられて、結局中には入らず帰った。数ヵ月後、国内では認可されてない薬を患者に提供しただとかいう理由でメンタルクリニックの医院長が逮捕されたというニュースがテレビで流れていた。まさに数ヶ月前、俺が中に入ろうとしたあのクリニックだった。もちろんその後、そのクリニックは潰れた。

ケース3.30年くらい無免許運転をしていたおっさん

直接的な関わりがあるわけではないが仕事先の現場でよく会うおっさんがいた。見た目60歳くらいのおっさんで、会えば挨拶をする程度の関係だった。ある日、「そういえば、あのおっさん、最近見ないな」と気がついた。なんとなく気になってのでほかの業者の人に訊いてみたら、「ああ、あの人ね。運転免許を持ってないことが会社にバレてクビになったんだよ。若い頃に免許を失効して30年くらい無免許で車を運転していたらしいよ」とのことだった。逮捕されたかどうかの話は記憶にない。にしても、ある意味、すごいおっさんだ……。

ケース4.近所に潜伏していた殺人犯

数年前、若い男が女を殺した事件。当時ニュースでも大々的に報道された有名な事件であり、犯人の顔と名前を覚えている人も多かろう。で、その事件が発覚し、追ってくる刑事から逃れ、犯人がしばらく身を隠していたのが、いま俺が住んでいるアパートの目と鼻の先にある場所であったという。たしかにじっさい、ここらへんは人通りが少なく、潜伏するには絶好の場所と言えよう。って、感心してどうする。まあ、ともかくいずれにせよおそろしい話だ。

 

以上である。

犯罪は意外なところで発生するし、いつ巻き込まれるのかもわからないから厄介だ。

みなさんも気をつけましょう。