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なんかしらんけどはじめて白人に勝ったような気がした話

日常 音楽 ライブ

やっぱり白人コンプレックスってのが付いてまわるもんじゃないですか、日本人て。

まあ、コンプレックスっていうほど大袈裟なもんじゃないのかもしれない。

にしても、思うわけですよ。ハリウッド映画とか観てると。

「こいつら背でっけえなあ」とか。「足なげえなあ」とか。「顔ちっちぇーなあ」とか。「鼻たけえなあ」とか。「金髪ってハゲてもあんまり目立たなくて便利だなあ」とか。「なんかしらんけど常に自信満々だなあ」とか。

あと、「国土広いなあ。家も広いなあ」とか。「いちいちオーバーアクションだなあ」とか。「大概のアメリカンジョークってつまらんなあ」とか。(洋物のポルノ観て)「チンポでけえなあ」とか。「つうか女優、入れ乳率高いなあ。つうか、そんなに歯ぁ食いしばって鬼のような表情されてもなあ。なんつうか、情感がなくてやっぱ洋物は好みじゃないなあ」とか。

「ああ…おなじ生き物でも、なんか違う」

と実感せざるをえないわけで。

とくにイタリア人!

前にも書いたけど、昔テレビでイタリアの市井の人々を映す的なドキュメンタリーをなんの気になしに見てたらびっくりしたんですわ。

むちゃくちゃかっこいいんです。出てくるイタリア男子のどいつもこいつもが。

ごくごくフツーの靴屋とかごくごくフツーの小料理屋とかで働いているごくごくフツーの兄ちゃんが、もう無駄にイケメンなのである。靴流通センターとか吉野家デルピエロばりのイケメンが働いてるみたいな。あせるでしょ。

「なにそんなしけたところで働いてんだよ! ユー、ムービースター目指しちゃいなよ!」

と、思わず言いたくなった。

こんな奴らが町中ゴロゴロいるわけで、イケメンの頻度もそうだし、そもそもイケメンのレベルにしても、もう、日本と全然比較にならないのである。

ああ。

つまりこれはアレだ、反則じゃないか。

仮にイタリアと戦争したとしても勝てないに決まっているじゃないか。

女子どもはみんなイタリア男子の味方に付くに決まっているじゃないか。

と思ったわけなんです。

で、私はマーズ・ヴォルタっていうアメリカのロックバンドのファンなんですけど、昔、来日公演するっていうんで観に行ったんです。

ライブ当日。

会場に入り、酒を飲みつつ、ステージからかなり近めの場所に陣取って、さあ、あとはバンドの登場を待つのみ。

という段階になったところではたと気づいた。

いるんです。私の目の前に白人の客が。

いや、洋楽ミュージシャンの来日公演で白人の客を見かけるのはよくある光景だ。なんら珍しいことではない。

ただ、その日ライブ会場で見かけた白人の彼というのが、これがまあじつに落ち着きがない。常にオドオドした感じで周囲をやたらときょろきょろ見渡しており、しかも、よく見れば背中からつたう汗の量が尋常じゃない。あきらかに超緊張している。背もでかいから余計目立っていた(顔はそこそこイケメン)。

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「ああ、なるほどな。ライブはじめてなのか」

と、私は理解したわけです。

マーズ・ヴォルタノライブガジャパンデヤルッテユーカラ、観光ツイデニ観二来タヨ。ライブトカ観ルノハジメテダシ、ツーカジャパンノコトモヨクワカラナイヨ。不安デイッパイダヨ」

と、訴えているように見えた(※あくまでも妄想です)。

「日本の片隅でやたらとオドオドしている白人」

そんな珍しい光景に出くわし、

「勝ってる! なんかしらんけど、俺、勝ってる!」

ってな感じで、白人に対する意味不明な優越感にしばし浸ったという、まあ、ものすごくどうでもいい話をつい勢いで投稿してしまったわけですが、とくに反省はしていない。