読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画『イナフ』‐ムチャクチャすぎる映画だがジェニロペだから許した‐

かわいいは正義。ブスは悪。

「心が大事」なんて体面上、言ってはいるが、所詮、男なんてそんな生き物だ。

ましてや、芸能人が対象の場合、本心なんて当然わかるはずがないんだから、ヴィジュアルで判断するほかない。

かつて「別に」発言のせいで大バッシングを食らい芸能界を干されかかっていたときには、個人的にとくに興味も関心もなかったが、その後の復帰ライブだかなにかで半ケツ姿で踊る様子をテレビで見かけた瞬間、なんだか知らないがとりあえず沢尻エリカのことを光の速さで許した俺だ。もちろん、人のことは言えない。

 

 

ご存じジェニロペことジェニファー・ロペス主演の『イナフ』。

 

 

以前鑑賞した『アナコンダ』という映画では、メイクのせいなのかなんなのか、元巨人のラミレスにしか見えなかったジェニロペだが、本作『イナフ』でのジェニロペは本当に素晴らしい。顔も好きだが、なんてったって身体がムチムチでエロくていい。

 

 

そんなエロエロ女ジェニロペが演じるのは、不倫を繰り返すうえDVまでやらかす夫に苦悩する妻。辛抱たまらず幼いひとり娘を引き連れ家を飛び出したジェニロペを、チンピラや悪徳警官まで雇って強引に連れ戻そうとする不倫DV夫との駆け引きが本作の肝である。

と、ここまで書くと、よくあるスリラー物作品のように思えるが、この映画は後半にかけての展開がなんとも凄まじい。

名を変え住まいを変え、それでも執拗に追いかけまわしてくる不倫DV夫に対し、ついに最終手段を敢行するジェニロペ。向かった先は武術アカデミー。ごく短期間習っただけなのにどういうわけか普通の専業主婦だったのがブルース・リーも顔負けの武術の達人へと変身を果たしたジェニロペ自らの手で、見事不倫DV夫をボコボコにして撲殺。でもって、新しい彼氏、娘と一緒に船の上で破顔一笑ハッピーエンドってな感じなのである。

ありえない。

ムチャクチャである。

監督だってバカじゃないんだから、撮っている最中にやりすぎだって気づくはずだ。

まあ、ようするに

「ムチャクチャな展開だけど、ジェニロペだから許してくれるべ」

ということなのだろう。

たしかにジェニロペだったからよかったものの、これがスパイダーマンのヒロインやってた女とかレニー・ゼルウィガーなんかだったら、全国各地の劇場で暴動が起こったに違いない。