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これで貴方も大門団長になれる! 「団長道講座」

テレビ ○○講座

先日、下記サイトにて「ドラマに登場する好きな刑事TOP10」なるランキングが発表されているのを目にした。

 

r25.yahoo.co.jp

 

以下がそのトップ10である。

1位 青島俊作織田裕二/『踊る大捜査線』)
2位 古畑任三郎田村正和/『古畑任三郎』)
3位 鷹山敏樹(舘ひろし/『あぶない刑事』)
4位 杉下右京(水谷豊/『相棒』)
5位 大下勇次(柴田恭兵/『あぶない刑事』)
6位 大澤絵里子(天海祐希/『BOSS』)
7位 井上 薫(岡田准一/『SP 警視庁警備部警護課第四係』)
8位 雪平夏見(篠原涼子/『アンフェア』)
9位 加賀恭一郎(阿部寛/『新参者』)
10位 安浦吉之助(藤田まこと/『はぐれ刑事純情派』) 

すでにお気づきの方もいらっしゃるだろう。

そう。

「団長(渡哲也/『西部警察』)が入ってねえよ!」

 

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なんで? 

ねえ、なんで入ってないの?

あんなに悪いやつらをとっつかまえて町の平和を守ってきたのに、なんで…? 白昼堂々、町中で銃撃戦を繰り広げたり無駄に建物やクルマを爆破したり挙げ句の果てにはヘリだの戦車だの出動させたり、視覚的にもド派手にして楽しませてくれたのに、ねえ、なんで…?

そんな全国の団長信者ならびに西部警察マニアからのお嘆きの声が聞こえてきそうである。

もちろん私もそのひとりだ。

そこで今回は団長信者&西部警察マニアを勝手に代表して、団長の魅力をあますところなく書いてみた。

題して「これで貴方も大門団長になれる! 『団長道講座』」。

未来の団長を志望する者たちへのレクチャー付きの、団長愛、西部警察愛が溢れる記事になったと我ながら自負している。

このテキストを、全国の団長信者ならびに西部警察マニアへ捧げる。

●団長の魅力その1「レイバンの特大サングラス」

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のび太=「メガネ」、夜中にドンキの店内でうろついている客=「『PIKO』のTシャツを着たノーブラのヤンキー女」と誰しもがイメージするように、団長の魅力を表すアイテムといえばなにもよりもまず「レイバンの特大サングラス」である。

食事中や入浴中、就寝中はもちろんのこと、就職するため会社の面接に出向いた時や葬式の最中だろうが団長は常にレイバンのグラサンを装着するのが必須。自室でAVを鑑賞中に、突然ドアを開けてきた母親に見つかるという危機的な状況に直面しても、グラサンを装着さえしていればとりあえずなんとなくクールにやり過ごせてしまうのだから、実家住まいの団長志望者たちにとってもこれほど便利かつ素敵なアイテムはないと言えよう。さあ、そうとわかればすぐに眼鏡屋にGOだ。

●団長の魅力その2「角刈りヘアー」

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草食化の影響からか、男子が髪をカットしに美容室へ足を運ぶのは当たりまえの光景になってしまった昨今。じつに嘆かわしいばかりである。ツーブロックだのアシンメトリーヘアーだの、そんなこじゃれた髪型などもってのほかだ。

常時「角刈り」「理容室」、これぞ団長であり男の中の男である。

当然、団長を志望する者たちはただちに理容室へ出向き角刈りにすべし。

ただし、理容室に入っても店主のくだらない世間話は徹底無視すること。

「団長だ。角刈りにしてくれ」

発するのはこの一言のみで良い。

なんなら、鏡越しにグラサンの奥から終始無言で店主を睨みつけるくらいの心意気を示してこそ団長の中の団長と言えよう。

●団長の魅力その3「いつなんどきも“殺る気”」

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サングラスと並ぶ団長の必須アイテムといえばショットガンである。

団長たるものいつ凶悪犯に襲われるかもわからないというのに、そんなときに肩にかけているのがポーターのバッグだったり、ましてやアサヒ芸能とフリスクが入ったコンビニの袋をぶらさげているばかりの毎日じゃあ、なんとも心もとない。事実、そんな能天気な団長など『西部警察』鑑賞中に一度もお目にかかったことはないはずだ。

そう、目に浮かぶのは、隙あらばショットガンを構え照準を合わせる団長である。

常に「戦闘態勢」であり「殺る気」。そんなアブない魅力に溢れた男、それが団長なんである。

とはいえ、いくら団長になりたいからといって我々一般市民がショットガンを手にするのはさすがにハードルが高すぎる。というか、本物のおまわりさんに捕まる。

逆転の発想だ。そう、ようするに本物の刑事になればいいのだ。刑事になればいくらだってショットガンを手にすることが出来る(たぶん)。なんなら、ヘリや戦車も使いたい放題だ(たぶん)。

団長志望の者は、今すぐ国家公務員試験会場へGOである。

●団長の魅力その4「寡黙」

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団長といえば寡黙であり、寡黙という言葉は団長のためにあるといっても過言ではない。

寡黙ということはようするに、口にすべき言葉をシンプルに凝縮させているから寡黙なんであって、古畑だの杉下だの「しゃべりすぎ」の刑事がもてはやされている昨今において団長は「異端」であり、だからこそ「唯一無二な存在」としての魅力に溢れているのである。

もちろん一流の団長を目指す貴兄も、なにか言葉を発する場合はシンプルに凝縮させた形をとることを常に意識すべきだろう。

たとえば、ピザ屋のデリバリーを頼むときは

「もしもし団長だ。出前を頼む。ギガミートのMサイズ、生地はイタリアンクラストだ。それと、コーラの引き換え券があるんだが、まだ使えるか。以上だ。よろしく頼む」

みたいな調子が適当と言えよう。

さらにデリヘルの注文時は

「もしもし団長だ。女を頼む。とにかく乳がデカい女を寄越してくれ。ただし、ブスとババアは駄目だ。いいか、絶対にだ。ところでチェンジはオーケーだろうな? 以上だ。なるべく30分以内に頼む」

などと、口調・物腰しにおいても団長流を貫くことが日々求められているのだ。

私からは以上である。

団長を志す者は是非これらを参考に精進して立派な団長になってほしいものだ。

「団長ってなに? おいしいの?」

そんなふうにのたまう不届き者があるいは万が一いたとしたら、まずは『西部警察』のDVDが出ているから買うなり万引きするなりして鑑賞・勉強していただきたい。

話はそれからだ。