映画『ホーリーマン』‐一家にひとり、エディ・マーフィーが欲しい‐

ケーブルTVで『ビバリーヒルズ・コップ』がやっていたので久々に観たら、「やっぱりエディ・マーフィーっていいな」って思った。

 

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なんといってもエディ・マーフィーは顔が好きだ。じつに表情豊かだし、そのうえ愛嬌がある。顔を眺めているだけで楽しい気分になる。

エディ・マーフィーのバブルヘッド人形が売ってたら欲しいぐらいだ。

居間と台所にそれぞれ一体ずつ飾りたい。なんなら、友人・知人らにプレゼントするのもいい。家に飾るだけで家族の皆が明るい気分になるはずだ。

思うに、エディ・マーフィーやジャック・ブラックやジム・キャリーや、あと、日本ではちょっとマイナーだが個人的に大好きなロブ・シュナイダーなんかもそうだが、優れたコメディ俳優には表情豊かで愛嬌のある顔をしている人が多い。

ジャッキー・チェンの映画があれだけ世界中の人々に愛されているのも、アクションの魅力もさることながら、ジャッキーのあの表情豊かで愛嬌溢れる顔が大いに関係しているのではなかろうか。

逆に、スタローンが出演しているコメディ作品の評判が軒並みイマイチだったりするのは、「脚本がアレだから」という根本的な理由もあろうが、スタローンの表情が乏しいこと(出産時の医師のミスにより顔面麻痺の障碍を抱えているらしい)が少なからず関係しているのかもしれない、なんてことも思った。

で、『ホーリーマン』であるが、傑作とは言い難い内容ではあるものの、たっぷり笑わせ、最後にはきっちり「いい話」に落とす、磐石のコメディ映画と言っていいだろう。

なにしろ、世捨て人の伝道師に扮したエディ・マーフィーがひょんなことからテレビショッピングの売り子になりひと騒動起こすという内容なのだから楽しくないわけがない。というか、エディ・マーフィーが伝道師で、おまけに「G」とかいうわけのわからぬ名前であるという時点で、すでにニコニコ顔になろうというものだ。

エディ・マーフィーが一家にひとりいればみんな幸せになるのに、とすら思う。

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