こうして私はだらしない身体になった。

 

PRIDE 男道 DVD-BOX

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今更な話だろうが、昨今で話題のCMといえばライザップだ。

だらしない身体をした人間が台座の上でくるくる回ってると思ったら、直後にムキムキの筋肉マンに変身する、例のあのCMである。

 

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シンプルかつきわめてわかりやすい作りであるうえ、ファンファーレ調のBGMも手伝って、そのインパクトは絶大だ。

筋トレといえば、私は何度も試みては挫折を繰り返してきたクチだ。

そういった意味では、おそらく何度もダイエットに挑戦しては挫折を繰り返してきたであろう、ライザップのCMに登場するかつて「だらしない身体をしていたみなさん」とおんなじであるが、ただ私の場合、筋トレをしたのはダイエットのためではない。

なにしろ、肉がない。

さすがにアンガールズの連中ほどではないが、とにかく痩せぎすな体型なのだ。

ガリガリ体型の父親の遺伝子を受け継いだのだろう、一応どちらかというと力仕事に分類される業種に従事しているのに、まったくと言っていいほど筋肉が付かない。

近々で筋トレに励んでいたのは3年ほど前だったろうか。

格闘技が好きなので、格闘技自体を習うつもりはないが選手らと同じような身体になりたいというのもあった。

腕立てと腹筋を風呂に入る前に毎晩100回やった。

筋トレ直後にはまずいプロテインも毎晩飲んだ。

筋肉をつけるのに良いというのでセットでツナ缶も毎日食った。

この時は本気出した。3ヶ月ぐらい頑張った。

それでも筋肉は付かなかった。

腹のほうは多少硬くなった感じがしたが、とくに付けたかった胸板周りの筋肉がどうしても付かなかった。

筋トレをやめてしばらくしてからふと気づいた。

「もしかして小食だからいくらやっても筋肉が付かなかったんじゃ…」

なにしろ外食に行って定食とかセットを頼んでも毎回全部食べきれず、それでもなんとか食べようとして結局残して涙目になりながら店をあとにする人間だ。

肉の「元」となるメシの摂取量が少ないんだから、これでは筋肉が付くわけがない。

諦めよう。いさぎよく。

もはや「格闘技の選手とおなじような身体に~」とかどうでもよくなった。

ついでにツナも嫌いになった。

筋トレにまるで興味がなくなった最近になって、なんだか知らないが以前に比べてメシがちょっと食えるようになった。

若い時に食えなくて歳とってから食えるようになるって、普通逆じゃねえか。

わけがわからず、ついでに酒ばかり飲んでいたら腹が出てきた。

こうして私は「だらしない身体」になった。

今、私はライザップに通おうかと考えている。

いや、それは嘘。通わねえし。

なんだかオチもまとまりもない話となってしまったが、そうだね、プロテインだね、ということで、許していただきたい。